「オールカントリーとS&P500を両方買う必要があるのかな?両方とも人気みたいだから迷うな。迷うくらいなら両方買おうかな。」
このような悩みを解決します。
オールカントリーとS&P500は投資信託のなかでもトップクラスに人気なので、どちらに投資すればいいか迷いますよね。
結論からいえば、オールカントリーとS&P500を両方買う必要はありません。
S&P500だけで十分です。実際私もS&P500一本に投資中!
この記事ではオールカントリーとS&P500はなぜ両方買う必要がないのか、なぜS&P500だけで十分なのかを解説します。
記事を読めば「どの投資信託にしようかな?」との悩みがすぐに解決できます。長い付き合いになる投資先だからこそ、資産の運用先の選びかたで失敗しないようにしてくださいね。
オールカントリーとS&P500は両方買う必要ない
結論をいうと、オールカントリーとS&P500を両方買う必要はありません。
米国の大企業500社にまるごと投資できるS&P500だけで十分です。
理由は次の3つです。
- 米国企業は事業を世界中で展開している
- オールカントリーを買うと中小型株が混じってくる
- パフォーマンスはS&P500だけのほうがいい
順に見ていきましょう。
米国企業は事業を世界中で展開している
米国の大企業はすでに世界中で売上をあげていて、ビジネスはすでにオールカントリー化しています。
わざわざオールカントリーの投資信託に投資しなくても、米国企業は世界中の恩恵を受けているわけなんです。つまり、米国株を買えば間接的に世界中に投資して、そのリターンを得ていることにもなるんです。
たとえばAppleでみれば、米国以外にもヨーロッパや中華圏、日本からも利益を得ています。実際に世界中から売上を得ているのがわかると思います。
出典:moomooアプリ
もちろんすべての米国企業が世界展開しているわけではありませんが、大きい企業ほど米国以外の売上も多いです。
わざわざオールカントリーに投資しなくても、米国株を買えば世界中の成長の恩恵が受けられそうですよね。
オールカントリーを買うと中小型株が混じってくる
オールカントリーを買うと、中小型株や新興国株などのリスクが高い株がポートフォリオのなかに混ざるデメリットがあります。
特にカントリーリスクが高い中国や、為替リスクがある新興国なんかは全体の足を引っ張ることも多いんですよね。
それに比べてS&P500は世界中で売上を出している米国の大企業500社の集まり。業績が悪くなれば入れ替えもある。リスクの高い銘柄を含むオールカントリーよりも、S&P500のほうがパフォーマンスが高くなりやすいのがわかると思います。
実際、S&P500のほうがオールカントリーよりもパフォーマンスがいいんですよ!
パフォーマンスはS&P500だけのほうがいい
オールカントリーとS&P500の2010年9月以降の過去13年間のリターンの比較です。
投資先 | リターン |
---|---|
S&P500 | +13.8% |
オールカントリー | +9.2% |
資料出典 | ETFreplayでの検証結果を参照 |
チャートでみると以下のとおりです。
もちろん今後も米国株がオールカントリーに勝てる保証にはなりませんが、少なくとも長期でみたときに今までS&P500が勝ってきた実績があります。S&P500内の企業は国際的なブランドを持っているところも多いので、米国以外が盛り上がってきても、その恩恵にあずかれると思いますね。
過去の実績からも、私はS&P500を選んでいます。
まとめ
この記事ではオールカントリーとS&P500はなぜ両方買う必要がないのか、なぜS&P500だけで十分なのかを解説しました。
以下の3つの理由から、S&P500への投資だけで十分だとわかったのではないでしょうか。
- 米国企業は事業を世界中で展開している
- オールカントリーを買うと中小型株が混じってくる
- パフォーマンスはS&P500だけのほうがいい
S&P500に投資して、資産運用の第一歩を踏み出しましょう。
NISAをつかうのもお忘れなく!
ということでこの記事の内容は以上です。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。