eMAXIS Slim 全世界株式「オールカントリー」と「除く日本」はどっちがいいんだろう?ほぼ違いはなさそうだけど迷ってしまうなぁ。
このような悩みを解決します。
こんにちは。投資歴4年の個人投資家です。
NISAで投資信託を積立購入しています。
eMAXIS Slim 全世界株式は大人気の投資信託ですが、「オールカントリー」と「除く日本」の2つがあるのでどっちを選べばいいのか悩みますよね。
実際にFund of the Yearで両方ともトップ5にランクインするほど人気の投資信託ですからね。
そこで今回の記事では、eMAXIS Slim 全世界株式の「オールカントリー」と「除く日本」の違いと選び方をわかりやすく解説します。
この記事を読めば「オールカントリー」と「除く日本」のどちらがあなたに合っているかがわかって、投資信託選びの悩みがなくなります。ぜひ最後までチェックしてくださいね。
eMAXIS Slim 全世界株式「オールカントリー」と「除く日本」の違い
eMAXIS Slim 全世界株式の「オールカントリー」と「除く日本」の違いは、投資対象に日本を含んでいるか、含んでいないかです。
「除く日本」の方は日本を除いた分、他の国の比率が高くなっています。ただ、日本の比率はもともと数%しかないので、正直そこまで大きな違いではありません。
もう少し深掘りして、以下の3点を比較してみました!
- 保有銘柄
- 管理費用(信託報酬含む)
- 直近のリターン
違いがわかればどちらを選べばいいかもわかりやすくなります。順に見ていきましょう。
保有銘柄
組み入れ順位 | オールカントリー | 日本除く | ||
---|---|---|---|---|
企業名 | 比率 | 企業名 | 比率 | |
1 | アップル | 4.5% | アップル | 4.8% |
2 | マイクロソフト | 4.0% | マイクロソフト | 4.2% |
3 | アマゾン | 2.1% | アマゾン | 2.2% |
4 | エヌビディア | 1.7% | エヌビディア | 1.8% |
5 | アルファベット(A) | 1.5% | アルファベット(A) | 1.6% |
6 | メタ | 1.1% | メタ | 1.2% |
7 | テスラ | 0.9% | テスラ | 1.0% |
8 | ユナイテッドヘルス | 0.8% | ユナイテッドヘルス | 0.9% |
9 | アルファベット(C) | 0.8% | アルファベット(C) | 0.9% |
10 | イーライリリー | 0.8% | イーライリリー | 0.8% |
上記は「オールカントリー」と「日本除く」の構成銘柄のうち上位10銘柄です。「除く日本」のほうで若干各銘柄の割合が上がっていますが、顔ぶれは全く同じです。
オールカントリーと日本除くで、銘柄にそこまで大きな差はないのがわかるね!
管理費用(信託報酬含む)
全世界株式 | 管理費用 (含む信託報酬) |
---|---|
日本除く | 0.05775% |
オールカントリー | 0.05775% |
上記は「オールカントリー」と「日本除く」の管理費用です。
管理費用は全く同じなのがわかると思います。
コストの面でも違いはありませんね!
直近のリターン
直近のリターン | |||
---|---|---|---|
投資対象 | 2023年 | 2022年 | 2021年 |
日本除く | 19.5% | -5.6% | 34.1% |
オールカントリー | 19.6% | -5.6% | 32.7% |
上記は「オールカントリー」と「日本除く」の直近3年間のリターンです。
リターンもほぼ同じなのがわかると思います!
つまり、かなり近い値動きをしていているということです!
そもそもなぜ「除く日本」があるの?3つのメリット
eMAXIS Slim 全世界株式に「除く日本」がある理由は、以下の3つの需要があるからです。
- 日本株への投資割合を自分で決めたい
- 低成長の日本に投資したくない
- 日本円で給料をもらっているのでリスク資産は海外に投資したい
「日本にはもう十分に投資している」、「日本には期待してないので投資したくない」という需要を満たしているんですね。
【結論】全世界株式「オールカントリー」と「除く日本」はどっちがいい?
eMAXIS Slim 全世界株式で「オールカントリー」と「除く日本」を選ぶ基準は、日本株に投資しているかどうかです。
日本株への 投資状況 | 選ぶ投資信託 |
---|---|
すでに投資してる | 日本除く |
投資していない | オールカントリー |
上記のとおり、すでに日本株へ投資しているなら「除く日本」、していないのなら「オールカントリー」でいいと思います。
ちなみに、個人的には「日本株の成長が見込めないから」という理由だけで「除く日本」を選ぶのはおすすめしません。
なぜなら、今後日本株が大きく成長する可能性もあるからです。2024年には日経平均は史上最高値を更新しました。
未来は誰にもわからないので、日本の成長を取り込むためにも、日本株を一部入れて分散するのが間違いありません。
NISAでeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)を買うのをお忘れなく
eMAXIS Slim 全世界株式を買う時は、NISAで買うのを忘れないようにしましょう。
その理由は、NISAを使うかどうかで、最終的な資産額に大きな違いがでるからです。
たとえば500万円を投資して、下表のように50万円の利益が出たとします。その場合は最終的な手取り額は10万円も変わってきてしまいます。
NISAあり | NISAなし | |
---|---|---|
元本 | 500万円 | 500万円 |
利益 | 50万円 | 50万円 |
税金(20%で計算) | 0円 | 10万円 |
手取り | 550万円 | 540万円 |
手取り差額 (NISAありとなし) | 10万円 |
NISAを使わなかったら、50万の利益のうち10万円も税金で引かれるんです。
20%の税金は痛すぎるので、必ずNISAで買って非課税にしましょう!
まとめ
この記事では、eMAXIS Slim 全世界株式の「オールカントリー」と「除く日本」を選ぶ基準を解説しました。
「既に日本株に投資しているかどうか」で選べばいいとわかったのではないでしょうか。
最後にここまでの内容をおさらいします。
- 「オールカントリー」と「除く日本」の違いは日本を含んでいるかどうか
- 「オールカントリー」と「除く日本」の運用成績はそんなに変わらない
- すでに日本株に投資しているなら「除く日本」、していないのなら「オールカントリー」を選べばいい
- NISAを使えば利益にかかる税金がゼロになる
「オールカントリー」と「除く日本」の違いを比較しましたが、どちらも人気ランキング上位に入るおすすめの投資信託です。
どちらを選んでも大差はないので、あまり悩みすぎずあなたの好みで選ぶくらいでいいと思いますよ!
ということで今回の記事は終わりです。
最後までご覧いただきありがとうございました。