「VOOやVTで配当金生活するにはいくら必要?」
「VOOやVTのインデックス投資で配当はいくらもらえる?」
「4000万円あればインデックス投資で配当金生活できる?」
このような悩みを解決します。
こんにちは。投資歴4年の投資家です。
インデックス投資を軸に配当金生活を目指しています。
米国株や全世界株へのインデックス投資だけで配当金生活を送れるのか、気になりますよね。
そこで今回の記事では、VOOやVTIへのインデックス投資で配当金生活ができるかを解説します。
結論からいうと、インデックス投資だけで配当金生活を叶えるのは現実的ではありません。投資戦略を切り替える必要があるんです。
この記事を読めば、インデックス投資で配当金生活を送るのに必要な金額と、配当金生活に近づくための投資戦略がわかりますよ。ぜひ最後までチェックしてくださいね。
VOO・VTI・VTで配当金生活するにはいくら必要?
必要な投資資金は、配当金を月にいくら受け取りたいかによって変わります。以下の表で月々の配当額別に、VOO・VTI・VTにいくら投資すればいいかを計算しました。
月3万円・5万円・10万円・20万円をもらう4パターンで計算しています。
VOO | VTI | VT | |
---|---|---|---|
配当利回り | 1.35% | 1.35% | 2.37% |
月3万円 | 3719万円 | 3719万円 | 2119万円 |
月5万円 | 6199万円 | 6199万円 | 3531万円 |
月10万円 | 1億2397万円 | 1億2397万円 | 7062万円 |
月20万円 | 2億4795万円 | 2億4795万円 | 1億4124万円 |
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※1:2024年3月23日時点
※2:特定口座で保有して税金がかかるケースを想定
具体的にみると、月10万円の配当金をもらうためには、VOOやVTIでは1億2000万円以上必要だとわかります。配当利回りがすこし高いVTでも、7000万円超の資金が必要でした。
インデックス投資だけで配当金生活をするには、相当資金力がなければ厳しいですね・・。
資産を増やしてから高配当ETFへの切り替えがリアルな路線
配当金生活に近づくためには、インデックス投資で資産を増やしてから、高配当ETFへ切り替えるのが効率的です。
なぜなら配当利回りが低いインデックス投資だけで、配当金生活を目指すのは難しいからです。
一方でインデックス投資は資産を増やすのには適しています。そのため配当金生活を目指すなら、インデックス投資である程度の金額まで資産を増やしてから、どこかのタイミングで高配当ETFに乗り換えるのが間違いないかなと思います。
ちなみに高配当ETFは利益に税金がかかるので、資産を増やす段階で購入するのはおすすめできません。
資産を増やす段階ではインデックス投資がいいかなと!
高配当ETFで配当金生活をするための必要資金
定番の高配当ETF(SPYD・VYM・HDV)で、月々の配当額別にいくら投資すればいいかを計算しました。
月々の配当金の金額は、3万円・5万円・10万円・20万円の4パターンで計算しています。
SPYD | VYM | HDV | |
---|---|---|---|
配当利回り | 5.6% | 3.54% | 3.62% |
月3万円 | 893万円 | 1418万円 | 1387万円 |
月5万円 | 1489万円 | 2364万円 | 2312万円 |
月10万円 | 2978万円 | 4728万円 | 4623万円 |
月20万円 | 5956万円 | 9456万円 | 9247万円 |
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※1:2024年3月23日時点
※2:特定口座で保有して税金がかかるケースを想定
月10万円の配当金を受け取るには、SPYDなら約3000万円、配当利回りが若干低いVYMなら4800万円が必要になります。
VOOは月10万円の配当金を受け取るために1億2000万円以上必要でした。
インデックス投資に比べれば、必要な資金はだいぶ少なく済みますね。
【NISA活用】インデックス投資の成果を上げるコツ
インデックス投資の成果を上げるコツは、NISAで投資することです。
なぜならNISAを活用すれば、株の配当や利益にかかる税金をゼロにできるからです。
たとえば1000万円を投資して、300万円の利益を出したとします。もしNISAを使っていなければ、20%の60万円が税金で引かれてしまいます。税金で利益が20%も減ってしまうのは痛いですよね。
NISAあり | NISAなし | |
---|---|---|
元本 | 1000万円 | 1000万円 |
利益 | 300万円 | 300万円 |
税金(20%) | 0円 (非課税のため) | 60万円 |
手取り | 1300万円 | 1240万円 |
NISAあり・なしの手取り差額 | 60万円 |
ですがNISAを活用すれば利益にかかる税金がゼロになるので、まるまる手取りにできます!
使わないなんてありえませんよ!
まとめ
この記事では、インデックス投資で配当金生活ができるかどうかを解説しました。
インデックス投資単体だと、配当金生活に必要な金額が多いので、ハードルがかなり高いとわかったのではないでしょうか。
最後に今回の記事の内容をおさらいしましょう。
- インデックス投資だけで配当金生活をするには1億超の資金が必要
- インデックス投資で資産を増やしてから高配当ETFに切り替えるのが現実的
- NISAを活用すれば利益や配当にかかる税金をゼロにできる
インデックス投資は資産を増やす段階では、効率的に資産を増やせるメリットがあります。インデックス投資と高配当投資をうまく組み合わせて投資してみてくださいね。
いずれにしても配当や利益を非課税にするために、NISA口座を活用するのを忘れずに!
ということで今回の記事は終わりです。
最後までご覧いただきありがとうございました。