「コカ・コーラ100株でいくらの配当金がもらえるんだろう。配当金がもらえるタイミングや受け取り方も知りたいな。」
このような悩みを解決します。
「株を持つと配当がもらえる!」とワクワクする気持ちは非常によくわかります!いつかは配当生活なんてのも憧れたりしませんか?実際私も、配当を目当てに株をはじめました。
今回の記事では、そんな配当好きの私が、投資初心者に知っておいてほしい配当のルールを解説します!
コカ・コーラ(KO)を具体例として出しながら、配当金の計算方法や受け取り方をわかりやすく解説します。
この記事を読めば、配当に関する悩みはなくなるはず。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
【配当計算】コカ・コーラ100株でいくらになるのか?
株における配当金は、1株あたり「XXXドル」と決まります。そのため100株なら100倍した金額が配当金としてもらえるのです。
具体的にコカ・コーラで計算してみると、コカ・コーラは1株あたり1年間で1.84ドルなので、100株なら100倍の184ドルがもらえる計算になります。同じように株数に応じて、比例計算すればあなたのもらえる配当額が計算できます。
株数 | 配当金 |
---|---|
1株 | 1.84ドル |
100株 | 184ドル (1.84×100株) |
なお1株あたりの配当金は、ネット証券の銘柄ページ内で確認できます。あなたが気になっている銘柄があれば、ぜひ調べてみてくださいね!
出典:moomoo証券
配当は増えたり減ったりする
ちなみに1株あたりで決まる配当金は減ったり増えたりします。配当が減ることを「減配」、増えることを「増配」といい、主に業績が上がって株主への還元を増やすときに増配します。逆に、企業の業績が悪くなって配当が払えなくなると減配するんです。
直近の2024年4月には、コカ・コーラは1株あたり0.25ドルの増配を発表していました。
米国には毎年配当を増やし続ける増配企業がたくさんある!
配当がたくさん欲しいなら、増配企業を狙って投資してみるのもアリですよ!
配当を毎年増やし続ける企業は「連続増配企業」と呼ばれますが、そのなかでも何十年も配当を増やし続ける企業は「配当王」、「配当貴族」と呼ばれます。
株価から計算される「配当利回り」とは?
配当額を調べると「配当利回り」というワードも出てきますが、この配当利回りは株価に対する年間配当額の割合を意味します。銘柄間で比較する場合は、年間配当額ではなく、この「配当利回り」という割合で比較するのが一般的です。
配当利回りは下の式で計算されます!
配当利回り(%)= 年間配当額 ÷ 株価
出典:配当利回りとは
たとえば、株価が1000円で年間配当額が50円だと配当利回りは5%になります。また株価の変動に応じて、配当利回りも変動するのも抑えておきましょう。株価が上がれば、配当利回りは下がり、株価が下がれば配当利回りは上がることになります。
株価 | 1000円 | 1200円 |
---|---|---|
年間配当額 | 50円 | 50円 |
配当利回り | 5% | 約4.2% |
計算式 | 50円(配当額) ÷ 1000円(株価) | 50円(配当額) ÷ 1200円(株価) |
一般的には配当利回りが3%以上で高配当株と言われるよ!
各銘柄の比較では、配当額ではなく配当利回りで比較してみてくださいね。
【年4回】配当金がもらえるタイミングと配当日・権利落ち日
株の配当は「3か月おきに年4回」もらえるのも特徴です。3カ月おきにもらえる配当は、1年間にもらえる配当の約4分の1です。
具体的にコカ・コーラの直近のデータをみると「4月、7月、10月、12月」にそれぞれ0.46ドル配当を出していました。配当金は年1回ではなく、複数回にわけて配られると覚えておいてください。
配当月 | 配当額 |
---|---|
4月 | 0.46ドル |
7月 | 0.46ドル |
10月 | 0.46ドル |
12月 | 0.46ドル |
配当月は、ある程度パターンはありますが、銘柄ごとにすこしずつ違います。配当月が知りたい銘柄があるなら、過去の配当実績から配当月を調べる必要がありますよ。
参考までに私がコカ・コーラの配当月を調べたときの画面は以下のとおりでした。
出典:moomoo証券
権利確定日・権利落ち日
また株の配当は権利確定日時点で、株主リストにのっているひとに対して払われます。権利確定日を過ぎてからリストにのっても配当はもらえませんので注意しましょう。
権利確定日にリストにのるには、2営業日前の「権利付最終日」までに株を買う必要があります。具体的に以下のようなケースなら、26日(木)までに株を買っておけば、配当をもらう権利がゲットできます。
26日(木) | 27日(金) | 28日(土) | 29日(日) | 30日(月) |
---|---|---|---|---|
権利付最終日 | 権利落ち日 | (非営業日) | (非営業日) | 権利確定日 |
約定 | 受け渡し |
権利確定日や権利落ち日はネット証券内で確認できます。気に銘柄は調べたうえで、カレンダー登録しておくのが間違いありません。
出典:moomoo証券
権利確定日に株を買っても配当はもらえません!
注意してくださいね。
配当金の受け取り方・入金方法
配当は株を買って持ち続けているだけでもらえます。しかもネット証券なら、自動であなたの証券口座に入金されるので、特に手間もありません。
下の画像は私のネット証券に配当金が入金されたことを知らせるメール!
メールを受け取る以外には特にやることはありませんね。
配当の入金タイミングは証券会社で若干違う
なお配当金が入金するタイミングは証券会社によって若干違います。
たまにSNS等を見て、「自分は配当がもらえていない、、なにかあったのかな」と不安に思うひともいますが、それは証券会社の違いから、入金のタイミングが違うだけです。不安に思う必要はありません。
待っていればいずれ入金されるよ!
安心してください。
配当金にかかる税金
実際にもらえる配当は課税されるので、特定口座(源泉徴収あり)だと、税金がすでにひかれた金額があなたの証券口座に入金されます。
会社員でいう給料の「額面」と「手取り」みたいなイメージですね。
米国株への課税は次のとおり。コカ・コーラのような米国株なら米国で10%、日本国内で20.315%の税金がかかるんですね。
- 現地(米国)課税:10%
- 日本での配当に対する課税:20.315%
実際に入金される配当は、米国で10%が取られ、残りの金額に対しても国内で20.315%の源泉徴収が行われるかたちです。実際の手取りは「約71.7%」になります。
まとめるとコカ・コーラのような米国株を特定口座で持っている場合、配当金は額面の71.7%を受け取れて、税金で28.3%持っていかれる、ということです。ちなみにNISA口座で米国株を買った場合は、日本での税金が発生しないので、90%が手取りになります。
なお、ここまでの税金の計算はすべて自動。あなたが計算することはないので、配当の税金を特に心配しすぎる必要はありません。
ひとまずは「税金が引かれて入金されるんだ!」「米国株なら手取りは71%なんだ」これだけ理解してれば覚えておけば大丈夫ですよ!
まとめ 配当を積み上げるのが配当生活への道
今回の記事では配当好きの筆者が、投資初心者に知っておいてほしい配当の計算方法やルールを解説しました。
コカ・コーラ(KO)を具体例として出しながら解説したので、具体的にわかったのではないでしょうか。
最後にこの記事の内容をおさらいします。
- 配当は1株あたり「XXXドル」と決まる(100株なら100倍した金額)。
- 「配当利回り」は株価に対する年間配当額の割合を表す
- 株の配当は3か月おき、年4回に分けて配られる
- 配当は株を買って持ち続けているだけで自動で入金される
- 配当には米国で10%、日本で20.315%の税金がかかる
なにもせずに配当がもらえる株は正真正銘の不労所得です。
少しずつ積み上げながら、配当金生活を目指しましょう!
ということで今回の記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。