「S&P500と全米株式はどっちがいいの?」
「SBI・Vシリーズは全米株式とS&P500のどっちを買うべき?」
「S&P500と全米株式は両方買ったほうがいい?」
このような悩みを解決します。
米国株に投資したいけど、S&P500と全米株式のどっちを買えばよいのか悩みますよね。
こんにちは。投資歴4年の投資家です。
私は全米株式ではなく、S&P500に絞って投資しています。
そこで今回の記事では、S&P500と全米株式のどちらを買うべきか、もしくは両方買うべきかを解説します。
S&P500と全米株式のチャートも比較して、どちらがよりリターンを出しているかも比べました。
この記事を読めば、投資先を選ぶための基準と、両方を買う必要がない理由がわかりますよ。
S&P500と全米株式はどっちがいい?両方買う必要はない
結論からいうと、S&P500と全米株式の両方に投資する必要はありません。
なぜなら、大部分の投資先が重複しているからです。時価総額からみれば、約8割が同じ投資先なんですよね。
S&P500と全米株式の違いを以下の表にまとめました。
S&P500 | 全米株式 | |
---|---|---|
連動指数 | S&P500 | CRSP US トータルマーケット インデックス |
銘柄数 | 約500社 | 約4000社 |
米国市場カバー率 (時価総額ベース) | 約80% | 約100% |
構成銘柄の規模 | 大型 | 大型~小型 |
S&P500は米国の上場企業のうち、大企業500社で構成されています。一方、全米株式は中型・小型株を含む、ほぼすべての米国株式が投資対象に含まれています。
もしあなたが、安定した事業基盤をもつ大企業にのみ投資したいのであれば、S&P500を購入するだけで十分です。少しリスクをとって中・小型株にも投資したいなら、全米株式を選んで購入するのがおすすめです。
中・小型株を含んでいる分、全米株式のほうがリスクは高いです。あなたがどちらの投資スタイルを選ぶかで投資先を選んでみてくださいね。
(ちなみに私は安定志向なので、S&P500だけに投資中)
S&P500と全米株式のリターンを見ても直近はほぼ同じ
S&P500と全米株式の直近のリターンに、違いはほとんどありません。
下記の条件で、S&P500と全米株式に連動したETFの、直近のリターンを比較しました。
比較期間 | 2014年1月13日〜2024年1月12日 10年間 |
---|---|
比較したETF | ・VOO(S&P500に連動) ・VTI(全米株式に連動) |
検証根拠 | ETFreplayでの検証結果を参照 |
バックテストを用いて比較した結果は、以下の通りです。
VOO(S&P500) | VTI(全米株式) | |
---|---|---|
トータルリターン | 216.1% | 199.1% |
年平均利回り | 12.2% | 11.6% |
S&P500と全米株式はほぼ同じ動きをしています。平均リターンからみても、わずかにVOOが上回っている程度の違いしかありません。
リターンがほぼ同じなら、あえてリスクが高い中型・小型株に投資する必要はありませんよね。
そのため私は、安定していてリスクも低そうなS&P500だけに投資しています。(下画像は投資している様子)
まとめ 投資先から選ぼう
この記事ではS&P500と全米株式のどっちを買えばいいかを解説しました。
S&P500と全米株式の両方を買う必要がない理由が、わかったのではないでしょうか。
最後にここまでの内容をおさらいします。
- S&P500と全米株式は約8割が同じ投資先
- S&P500は米国の上場企業のうち、大企業だけで構成されている
- 全米株式はほぼすべての米国株式が投資対象
- 中型・小型株を含んでいる分、全米株式の方がリスクが高い
- S&P500と全米株式の直近のリターンはほぼ同じ
筆者の推しはS&P500ですが、全米株式が悪いということは全くありません。
安定した大企業だけに投資したいのか、これから成長が期待できる中型・小型株にも投資したいのか、自分の好きな方で選ぶといいですよ。
ということで今回の記事は終わりです。
最後までご覧いただきありがとうございました。