【9割が知らない】空売り比率が高いとどうなる？低いとどうなるかも解説

2024年10月1日

知りたい人

「空売り比率とは？」

「空売り比率が高いとどうなるの？」

「空売り比率や空売り残高の調べ方は？」

このような悩みを解決します。

アップルちゃん

投資歴4年の投資家です。
空売り比率を見ながら、株価の動きを予想しています。

空売り比率が高いと株価がどう動くのか知りたいですよね。

この記事では空売り比率が高いとどうなるか、また低いとどうなるかを解説します。

先に結論だけいうと、空売り比率は必ずしも将来的な株価の上昇には繋がりません。他に見るべき指標があるんです。

記事を最後まで読めば、誤った解釈をせずに株価の動きが予測できるようになりますよ。

この記事を読んでわかること

空売り比率とは

空売り比率とは、1日の売り注文の金額に占める空売りの割合です。

株には以下の2つの売りがありますが、空売り比率は信用売りの比率を表す指標なのです。

種類	意味
現物売り	保有する株を売る
信用売り	借りた株を売る

たとえば、1日の売り注文が100万円、そのうち空売りの株数が10万円だった場合は、空売り比率10%となります。

空売り比率ですが、似たような用語があるので、以下の表に整理しました。

よく間違った解釈をされる「空売り残高比率」は、空売りされたまま買い戻されていない株数の割合です。

つまり、その日1日ではなく空売りの残高の比率がわかる指標なので、空売り残高も将来的な値動きの予測には役立ちます。

結論からいうと、空売り比率が高いと買戻しによる株価上昇が期待できます。いわゆる株価の踏み上げが期待できるわけです。

なぜなら、空売りされた株式は一定期間が経つと、買い戻されるからです。

もう少しかみ砕いていうと、空売り比率が高いと株価の買い戻しが発生しやすく、株が買われると株価が上がるという流れが生まれるのです。

ですが空売り比率だけで、将来的な買い圧力の大きさはわかりません。

なぜなら、空売り比率はあくまでも1日のなかでの空売りの割合だからです。

たとえば、空売り比率が高くても売り注文が少ないケースだと、空売りされている株数が少ないケースもあります。

スクロールできます

空売り比率	1日の売り注文	空売り株	意味
80%	100万円	80万円	比率は高いが空売り数は少ない
50％	300万円	150万円	比率は低いが空売り数は多い

アップルちゃん

空売り比率の高さが、必ずしも将来的な買い圧力の高さに直結しません。

空売り残高（売り残）も見て、株価の値動きを予測するのが良いよ。

空売り比率が低いことは、現物の売りが多いことを意味します。

現物売りが多い状況からは、その時の株価の動きによって、市場の状況がわかります。

スクロールできます

株価のピークアウトや底打ちのサインになる可能性もあるので、しっかり見ておきましょう。