「発行済株式数の調べ方が知りたい!」
「米国株の発行済株式数の調べ方が知りたい!」
「発行済株式数からなにがわかるの?」
このような悩みを解決します。
こんにちは。投資歴4年の投資家です。
発行済株式数から銘柄の分析をしています。
この記事では発行済株式数とその推移の調べ方を解説します。
発行済株式数がわかると、自社株買いの積極性や取引のしやすさがわかりますよ。
自社株買いをしている企業は株主還元に前向きな企業なので、バフェットの銘柄選定基準の1つです。
株主にガンガン還元する企業を発掘するためにも、発行済株式数を調べましょう。
- 【米国株対応】発行済株式数の調べ方
- 発行済株式数の推移の調べ方
- 発行済株式数からわかること3つ
【米国株対応】発行済株式数の調べ方
発行済株式数は「moomooアプリ」で調べられます。
moomooアプリで発行済株式数の調べ方を紹介します。
まずアプリを開いたら検索窓で銘柄名を記入し、調べたい銘柄を選択します。
個別銘柄のページで発行済株式数が確認できますよ。
推移は「Macrotrends」でチェックできる
発行済株式数の推移は「Macrotrends」からチェックできます。
まず「Macrotrends」のサイトを開き、検索窓に銘柄名かティッカーシンボルを入力します。
検索窓の下に項目が出るので「Shares Outstanding」を選択します。
Shares Outstandingとは、発行済株式数の意味
すると発行済株式数の推移がグラフ形式で確認できます。下には増減率を示すグラフもあるので、株価への影響も見やすいです。
発行済株式数からわかること3つ
発行済株式数からわかることは以下の通りです。
- 数の推移から自社株買いの積極性がわかる
- 数から市場での売買のしやすさがわかる
- 他の株の重要指標が計算できる
発行済株式数がわかると銘柄選定に役立ちます。
順に見ていきましょう。
数の推移から自社株買いの積極性がわかる
発行済株式数の推移から自社株買いの積極性がわかります。
その根拠は、自社株買いを行っていると株式数が減るからです。
具体例を見るために、Apple、Microsoft、Alphabetの発行済株式数の推移を比較したグラフと、具体的な株式数の推移をを見てみましょう。
企業 | 2010年 | 2021年 | 増減率 |
---|---|---|---|
Apple | 26,128 | 16,865 | -35% |
Alphabet | 12,930 | 14,438 | +11% |
Microsoft | 8,570 | 7,567 | -11% |
単位:100万株 |
AlphabetとMicrosoftはそれぞれ11%の増減ですが、Appleは35%も下がっています。
自社株買いを積極的に行っているのがわかるね!
自社株買いが積極的だと、1株あたりの利益(EPS)も増えやすいので、株主の利益も増えやすいんですよ。
数から市場での売買のしやすさがわかる
発行済株式数から取引のしやすさがわかります。
その理由は株式数が多い方が売買される株の数が多く、取引がしやすくなるからです。
反対に流通する株数が少ないと、買いたい時に買えなかったり、売りたい時に買い注文が入らず売れない場合もあります。
取引しやすい銘柄を選びたい時は、発行済み株式数をチェックしましょう。
他の株の重要指標が計算できる
発行済株式数がわかると、そのほかの重要指標の計算ができるようになります。
発行済株式数は、いろいろな指標の計算要素になっているからです。
たとえばEPS(一株当たりの利益)を知りたいとき以下のように計算します。
EPS = 当期純利益 ÷ 発行済株式数
各指標がどのように計算されているかを理解できると、指標に対する理解も深まりますよ。
まとめ 発行済株式数の調べ方は簡単
今回の記事では、発行済株式数の調べ方を解説しました。
発行済株式数からわかることも理解できたのではないでしょうか。
最後にここまでの内容をまとめます。
- 発行済株式数は「moomooアプリ」でわかる
- 推移から自社株買いの積極性がわかる
- 発行済株式数から市場での取引のしやすさわかる
- 株式数から重要指標の計算が自分でできる
発行済み株式数を理解して、株主還元に積極的な銘柄を見つけましょう。
今回の記事はここまでです。
最後まで記事を読んで頂きありがとうございました。