
「株なんて儲かるわけがない!」
「株なんて儲からないっていうけど本当?」
「株で利益を出すためには何をしたらいいの?」
このような悩みを解決します。
「株なんて儲かるわけない!」「投資なんて損するだけだ!」と思いますか?株をやった経験がないひとが、「株=損する」と思い込んでいるひとが多いんですよね。



そんな私も、以前は株に対して「儲かるわけない」というイメージをもっていました。
そこから株をはじめて儲からないイメージはくつがえりました!
とはいっても、株で儲けられない人がいるのも事実です。そこで今回の記事では、株で儲けられない人の特徴も調べてまとめました。
「株なんて儲かるわけない」と思っている人が知らない世の中の常識もお伝えするので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
「株なんて儲かるわけないだろ」と思う人が知らない3つの常識


「株なんて儲かるわけないだろ」と思う人は以下の3つの常識を知りません。



「どういうこと??」と頭の中がはてなになりますよね。
順に深堀して解説します。
米国株や全世界株は長期的に上がっている
米国株や全世界株は長期的に見ると株価は上がっています。これが1つ目の常識です。
たとえば、米国の代表的な企業500社に投資する「S&P500」のチャートを見てみると、以下のとおり全体で見ると右肩上がりになっているのがわかります。


AppleやMicrosoftなどの大企業の株価チャートを見ても、上がり下がりを繰り返しながら長期で見れば上がっているのです。







リーマンショックやコロナショックなどで一時的に落ちることは、今までに何度もありました。
しかし長期的にみれば、株価は少しずつ上がっているんです。
株式投資は長期保有がキホン
株式投資は長く持ち続けるのがキホンです。世界一の投資家として知られるウォーレン・バフェットも「株は長期投資がキホン」だといっています。
「株は損するからやめた方がいい」といっている人は、短い間で売買する投資(いわゆるデイトレード)を株だと思っているケースが多いです。
デイトレードはギャンブル的な側面が大きく損するリスクが高いので「株はやってはいけない」となるわけです。



ですが、本来は株のデイトレードと長期保有はまったくの別物!
株は長期投資がキホンだと知っておいてくださいね!
現金の価値は少しずつ下がっている
現金の価値は少しずつ下がっています。
その理由は、日本をふくめた世界経済は基本的に緩やかなインフレを目標にしているからです。どういうことかというと、商品やサービスの価格が少しずつ上がることを目指しているんです。
実際、日銀は物価を前年にくらべて2%上昇させるのを金融政策として掲げています。
日本銀行は、2013年1月に、「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定め、これをできるだけ早期に実現するという約束をしています。
引用元:日本銀行
物価が上昇していくというのは、つまりどんどん現金の価値が下がっていくということです。
例えば1,000円の現金をを持っていたとして、牛乳が1本100円の場合は10本買えます。しかし、物価が上がって牛乳が200円になったら、5本しか買えません。
実際に1970円から2017年までの物価は以下のとおり上がっています。
品名 | 量 | 1970年 | 2000年 | 2017年 |
---|---|---|---|---|
食パン | 1kg | 116円 | 422円 | 434円 |
牛肉 (国産ロース) | 100g | 237円 | 734円 | 906円 |
麦焼酎 | 1,800ml (1本) | 398円 | 1,421円 | 1,610円 |
中華そば | 1杯 | 96円 | 543円 | 566円 |
カレーライス | 1皿 | 136円 | 656円 | 782円 |
コーヒー | 1杯 | 95円 | 418円 | 450円 |
郵便料金 (はがき) | 1枚 | 7円 | 50円 | 62円 |
新聞代 (全国紙) | 1ヶ月分 | 750円 | 3,925円 | 4,253円 |
約40~50年で物価が4~9倍くらい上がっているとわかります。つまりモノの値段が上がった分、現金の価値は下がっているわけです。



これからもモノやサービスの値段は上がり続けて、現金の価値が下がります。
現金を貯金し続けるよりも、企業に投資をする方が資産の価値を減らさずに持ち続けられる可能性が高いのです。
【真似したらダメ】株で儲けられない人の投資方法


現金で貯めておくのではなく、長期の投資をしておけば、資産を守って堅実に増やせることはわかったと思います。とはいえ間違った方法では株では儲けられません。
そこで株で儲けられない人の投資方法を3つ紹介します。



失敗例をみれば、あなたは失敗を避けられます。
順に見ていきましょう。
投資家や投資機関の推奨銘柄を購入する
投資家や投資機関がおすすめする銘柄を購入すると損をしてしまう確率が高いです。特に投資機関がおすすめする銘柄は要注意です。
株を保有しているひとは、その株の価格が上がってほしいと思っています。株の価格は買われるほど上がるので、自分の持っている株の株価を上げるために「この株は上がる推奨銘柄!」と他人におすすめするわけですね。
たちが悪いのは、おすすめした後で、ある程度推奨銘柄が上がったら、おすすめした張本人は売ってしまってがっぽり儲けていることです。反対にあとで買った投資家は損してしまいます。
ネットにはこういった失敗談はゴロゴロあるのですが、今でもまだ引っかかる人もいます。失敗例として抑えておく必要がありますね。
まじウルフ村田銘柄大負けしかしんやん
— ウルトラ (@qqK0hRLMpBSaK9t) February 8, 2022
なんやねん出会って損した



有名な投資家や投資機関がおすすめしている銘柄でも、本当に買うべきかはしっかり見定めて取引するのが大事なのです。
急騰した株を後追いで買う
価格が急騰した株を買うと損しやすいです。
なぜなら急騰した株は利益確定のために売られるので、その後下がってしまうことがあるからです。
自分なりに分析してその株に投資する場合はともかく、価格が上がっていることだけを理由に株を購入すると高い確率で損をしてしまいます。



「この株上がってる!まだ上がるかも!」と思ったときこそ、一呼吸おいてよく考えましょう。
下がった株に逆張りしてナンピンする
下がった株に逆張りしてナンピン買いする人も損する人の特徴です。
ナンピン買いとは(クリック/タップで開く)
購入してから価格が下がった株をさらに買い増しして、購入の平均取得単価を下げることをいう。
例えば1株1,000円で購入した株が500円に下がった場合、50%マイナスになる。
しかし、そこでもう1株買うと2株分の購入金額は1,500円。
1株あたり750円で購入できたことになり、全体的なマイナスは25%になる。
下がった株は「売りが売りを呼ぶ状況」なので、どんどん売られます。個別株だと下がったまま上がってこない株も多く、買い増しすると損が大きくなる可能性は十分にあります。
せっかく買った株が下がってしまうと「どうにかしなきゃ!」と焦り、ナンピン買いしたくなるのもわかります。



ですが一旦落ち着いて、下げ止まるまで待つか、いいニュースが出るまでは買わないようにしましょう。
場合によっては損切ラインをきめて、一旦損切りするのもありだと思います。
【データあり】株を長期目線でやれれば利益を出すひとが多い
株で損してしまうひとがいる一方で、利益をしっかり出しているひともいます。
金融庁のデータによると、分散された積立投資を20年間続けたケースでは100%お金を増やせていました。年利4~6%に収まっているケースがもっとも多かったです。一方で、5年間の投資では、損するケースもありました。





あくまでも過去の結果なので、これからも100%絶対に損をしないとは言い切れません。
ですが、データからは分散された投資先に長い間投資を続ければ、いい結果が出やすいとわかります。
「株なんて儲かるわけないだろ」と思う人にやってほしい投資方法


「株なんて儲かるわけないだろ」と思うひとにやってほしい投資方法を5つ紹介します。



この方法で投資をすると株で成功できる確率がグンと高まります。
順番に紹介します!
長期投資をする
すでに紹介している通り、株は長期投資をするのがもっとも大切です。
なぜなら、長期的に見ると株は上がっていく傾向にあるからです。
実際に金融庁のデータでも、分散された積立投資を20年間続けたケースでプラスになっていました。





上がっているときも下がっているときも、根気強く持ち続けるのが大切なのです!
分散投資をする
投資先を一カ所に集中させず、分散させて投資するのが成功するコツです。
なぜかというと、いろいろな企業に分けて投資をすれば、その分リスクが下がるからです。
例えば、1社のみに集中投資する場合は、その会社が倒産したら投資していたお金はゼロになってしまいます。しかし10社に分散して投資しておけば、10社のうち1社が倒産しても失うお金は10%だけで済みます。
具体的にどんな商品に投資すればいいかというと、数百社に分散投資できる投資信託です。米国でいうと「S&P500」や「全米株式」など、多くの会社に投資できる商品ならリスクを抑えて投資できます。



長期投資するので、なるべく分散して投資してください!
勝ちに行くのではなく、あくまでも負けない投資をするの成功の秘訣です!
積立投資をする
積立投資をするのも大切です。積立投資とは、毎月一定額をコツコツと投資する方法です。
積み立てることで、投資タイミングによるリスクを抑えられ、時間的な分散投資ができます。
「投資タイミングによるリスク」とは簡単にいうと、株価が高い時にまとめて購入するリスクを防げるということです。積立で投資しておけば、自分が買った1株あたりの平均価格が安定し、長く投資すればするほどリスクが抑えられます。



ちなみに私は毎月33,333円積立投資していますよ!
低コストの投資信託を活用する
手数料が安い投資信託を購入しましょう。
なぜかというと、手数料はチリツモで長期のリターンに大きくひびくからです。
たとえば、毎月5万円を20年投資したケースで仮に年利5%のリターンを得られたとすると、手数料が0.1%と1%の投資信託では、最終的な資産額が約200万円も変わります。
手数料 | 最終的な資産額 |
---|---|
0.1% | 2031.6万円 (手数料込リターン4.9%) |
1% | 1833.8万円 (手数料込リターン4.0%) |



たかが数%だからと手数料をナメていると、必ず後悔します。
0.01%でも手数料が安い投資信託を買いましょう!
NISAを使って税金を抑える
NISAを使って節税するのも投資成功のポイントです。NISAを使えば、利益にかかる税金が免除されます。
NISAを使わない場合は、利益に対して20.315%の税金がかかるのに対して、NISA口座を使えば税金はゼロになるのです。
毎月3.3万円を20年投資したケースでは、仮に年利5%のリターンを得られたとすると、特定口座とNISA口座では手取りに100万円以上の差が出ます。そのくらい税金の影響が大きいわけです。
口座の種類 | NISA口座 | 特定口座 |
---|---|---|
元本 | 792万円 | 792万円 |
利益 | 564万 | 564万 |
税金 | 0円 | 114.6万円 |
手取り額 | 1356万円 | 1241.4万円 |



まずはNISA枠を使うようにしてくださいね!
長期で投資してせっかく増やしたのに、ごっそり税金を取られてしまったらもったいないので!
NISA制度をくわしく知りたいひとは、記事「NISAとは?制度内容やおすすめのネット証券を解説」もチェックしてください。


まとめ 株はやり方によっては資産を守る手段になる
今回の記事では「株なんて儲かるわけない」と思っているひとが知らない世の中の常識を解説しました。
長期保有が株のキホンであり、現金で貯金し続けるだけではだめだとわかったのではないでしょうか。
最後に株で利益を積み上げる投資方法をおさらいしましょう。



株はリスクをなるべく減らしつつ、長い目で見て価値が上がるのをじっくり待つのが成功のカギです。
将来に備えて資産を守るための方法として、NISAでの長期投資をやってみてくださいね。
ということで、今回の記事は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。