「浮動株ってなに?」
「浮動株の調べ方が知りたい!」
「浮動株が少ないとどうなるの?」
このような悩みを解決します。
こんにちは。投資歴4年の投資家です。
浮動株を見ながら、取引しやすい銘柄を見極めています。
浮動株比率がわかると、株式市場で取引しやすい銘柄がわかります。
そこで今回の記事では、浮動株数と浮動株比率の調べ方を解説します。
銘柄選びで失敗する可能性を減らし、利益を出せる銘柄を選べるようになれば、損失を出しにくくなるよ!
- 浮動株とは
- 浮動株比率の計算方法
- 【米国株対応】浮動株比率の調べ方
- 浮動株のスクリーニング方法
浮動株とは
浮動株とは、株式市場で自由に売買できる株式になります。
発行済の株式に対して、浮動株の割合(浮動株比率)が高いほど、スムーズな取引ができると判断できます。
一方で浮動株と対比される特定株は、会社の経営陣や内部関係者など、売買があまり行われない株主が持っている株式です。
特徴 | 取引の可否 | |
---|---|---|
浮動株 | 株式市場で自由に売買できる株式 | |
特定株 | 企業オーナなどの株主が持っている株式で売買があまり行われない |
浮動株数が多い方が市場でより多くの株式が売買され、取引しやすくなります。一方で浮動株数が少ないと、売りたいときに売れません。
売買しやすい株を買いたいなら、できるだけ浮動株が多い銘柄を取引するのが良いんだ。
ここまでの浮動株に対する考え方をまとめると、以下表のようになります。
浮動株数 | 浮動株比率 | 取引のしやすさ |
---|---|---|
多い | 高い | |
少ない | 低い |
浮動株比率の計算方法
浮動株比率は「浮動株 ÷ 株式総数」で算出できます。
浮動株比率は、株式総数に対する浮動株の割合になります。
たとえば、株式総数が1000株、浮動株が800株なら、浮動株比率は80%になるよ。
株式総数 | 1000 |
浮動株数 | 800 |
浮動株比率 | 80% |
比率だけでなく絶対値も大切
浮動株は比率だけでなく絶対値を見るのが重要なポイントになります。
その理由は、浮動株比率が高くても、発行済株式数が少ない場合は浮動株数が少なくなるからです。
たとえば、同じ浮動株比率の銘柄でも、発行済株式数が5,000株と1,000株で比較すると、浮動株数は大きく異なります。
A社 | B社 | |
---|---|---|
発行済株式数 | 5,000株 | 1,000株 |
浮動株比率 | 20% | 20% |
浮動株数 | 1,000株 | 200株 |
浮動株比率は高さだけでなく、絶対値も確認しよう。
【日本株編】浮動株比率の調べ方
日本株の浮動株比率は、証券会社でチェックできる「四季報」で確認できます。
今回は楽天証券アプリでの調べ方を紹介するよ。
まず楽天証券アプリ内で、銘柄を検索してください。
個別企業の銘柄ページで「四季報」タップ。
四季報内で下の方にスクロールすると「浮動株」という項目があるので、こちらで浮動株比率が確認できます。
ランキング形式で見れるサイト
日本株の場合、浮動株比率が高い・低い銘柄をランキング形式で見れるサイト「銘柄いろいろベスト100(ランキングサイト)」もあります。銘柄選定時は参考にしてくださいね。
【米国株編】浮動株比率の調べ方
米国株の浮動株比率は「moomooアプリ」で調べられます。
moomooアプリで浮動株の調べ方を紹介するよ。
まずアプリを開いたら検索窓で銘柄名を記入し、調べたい銘柄を選択します。
個別銘柄のページで浮動株数が確認できますよ。
浮動株比率の計算
浮動株比率は「浮動株数 ÷ 株式総数」で算出できます。
今回はAmazonで浮動株比率を計算するよ!
計算の結果「89.84億 ÷ 102.60億 =87.56% 」になりました。
株式総数 | 89.84億 |
浮動株数 | 102.60億 |
浮動株比率 | 87.56% |
株式総数も非常に多く、浮動株比率も高いので、市場での取引が活発に行われている銘柄であることが分かりますね。
浮動株でスクリーニングする方法
浮動株は、株式の流動性や取引のしやすさを把握するための大切な指標です。
流動性の高いと市場が安定するので、売買時の価格差が小さくなる傾向があるからね。
他のスクリーニング条件と組み合わせて、浮動株もチェックするのが大切なんだ。
「moomooアプリ」を使って、浮動株でのスクリーニング手順を紹介します。
まず「マーケットの探す」から銘柄スクリーナーを選択し「作成」をタップ。
株式数のセクションに以下の2つの項目があるので、こちらで条件を設定できます。
- 株式総数
- 浮動株比率
たとえば、株数総数1億以上、浮動株比率50%以上で銘柄をスクリーニングする場合の条件は以下のようになります。
- 株式総数:10,000万以下
- 浮動株数:5,000万以上
スクリーニングの結果出てきた銘柄は、価格順や変化率順に並び替えられるので、スクリーニングの際は活用してみてください。
まとめ 浮動株で取引しやすい銘柄がわかる
今回の記事では、浮動株数と浮動株比率の調べ方を解説しました。
浮動株数が多く、売買が安定している銘柄を選定する方法が分かったのではないでしょうか。
最後にここまでの内容をまとめます。
- 浮動株は株式市場で自由に売買できる株式
- 浮動株数が多い銘柄は市場での売買が安定している。
- 浮動株比率は「浮動株 ÷ 株式総数」で計算できる
- 浮動株を組み合わせた銘柄のスクリーニングには「moomoo証券アプリ」がオススメ。
浮動株を理解して、利益を出せる銘柄選定をしていきましょう。
今回の記事はここまでです。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。