「決算またぎはギャンブルで怖い?」
「決算またぎの勝率は?儲かるの?」
「決算またぎをしてもいいか知りたい!」
このような悩みを解決します。
こんにちは。投資歴4年の投資家です。
投資では決算チェックを欠かしません!
株価が大きく動くこともある決算発表。決算前に売った方がいいのか、それとも決算をまたいで保有した方が儲かるのか悩みますよね。
そこで今回の記事では、決算またぎをすべきかどうかをケース別にまとめました。
結論からいうと決算またぎをした方がいいかは、あなたの株の投資方法によって変わります。
この記事を読めば、決算またぎをしてもいいケースとダメなケースがわかります。ぜひ最後までチェックしてくださいね。
決算またぎとは?
決算またぎとは、決算をまたいで株を保有することです。
決算とは企業の通信簿のようなもので、年に4回ある決算発表では、売上や利益だけでなく、今後の見通しも発表されます。一般的に、決算の結果が予想よりも良ければ株価は上がり、逆に悪かったら下がります。
一般的な傾向 | |
---|---|
予想を上回る決算 | 株価上がる |
予想を下回る決算 | 株価下がる |
決算前後で大きく株価が動くので、持っている株を決算前に売ってしまった方がいいのか、このまま持っていてもいいのかを悩む投資家は多いわけでして。
「決算後に株価が下がったら怖い」「ギャンブルは避けたい」と考える人が決算前に売りがちなんですよね。
とはいえ、決算前の売却は間違いかもしれませんよ。
決算またぎをしてもギャンブルにならないか
決算またぎをしてもいいかは、株の保有目的や投資の仕方によって違います。具体的には下の3つのケースで考え方を変える必要があるんです。
- 長期保有の株のケース
- 短期保有の株のケース
- 信用取引・空売りの株のケース
決算またぎを気にしなくてもいいケースもあるかなと。
それぞれケース別に詳しく説明しますね。
長期保有の株のケース
長期保有している株の場合は、そこまで決算またぎを気にする必要はありません。
なぜなら、決算結果を見てから持ち続けるのか、それとも一旦売却するのかを選べばいいからです。
そもそも長期保有なら、1年後2年後の好材料を見越して投資しているはず。もし、その好材料が裏切られそうだったら売却を検討すればいいです。一方で多少株価が下がっても、好材料が残っているなら、そのまま持てばいいのです。
長期保有の株の場合は、決算またぎを気にするよりも、決算の結果をしっかり見ることが大事になります。
決算前に焦って売ってしまうと、決算後の値上がりを逃す可能性もあります。
しっかり決算結果をチェックしましょうね。
短期保有の株のケース
短期保有の株は、決算前に売ってしまうのもありです。
なぜなら短期保有の場合、チャート形状や日足等をみて株を買うと思いますが、イレギュラーなイベントである決算結果によって株価が大きく上下してしまうからです。もちろん決算を見てから株を売買してもいいのですが、それだとかなりギャンブルっぽくなってしまうんですよね。
決算発表の前までにある程度利益がのっているなら、一旦売却して、決算結果を見てから再度買い直すのもありだと思います。
再エントリーのチャンスはいくらでもあると思うので。
信用取引・空売りの株のケース
信用取引・空売りの株は、決算前に一旦株を売っておくのがいいと思います。
なぜかというと、決算の結果で儲かるかどうかが完全にギャンブルで、損した場合の損失額が大きくなってしまうからです。基本的に信用取引で持っている株は、決算をまたがないようにするのがベターです。
もし決算をまたぐつもりなら、決算の結果を見ておく必要がありますよ。
株の決算でチェックすべきポイント
四半期決算のチェックポイントは、以下の3点がコンセンサス予想を上回っているかどうかです。下記3つの結果が、株価の値動きに大きく影響するからです。
- 売上
- EPS(1株当たり純利益)
- ガイダンス
3つのうち1つでもアナリストの予想を下回っていた場合は「悪い決算」と評価され、株が売られて、株価が下がりやすくなります。反対にすべて予想を上回った場合は「良い決算」と評価され、株が買われて株価が上昇しやすくなるんです。
良い決算 | 悪い決算 | |
---|---|---|
売上 | 上回る | 上回る |
EPS | 上回る | 下回る |
ガイダンス | 上回る | 上回る |
1つでも予想を下回ると株価下落のサイン。
決算が発表されたら必ず3つともチェックするようにしましょうね。
まとめ 決算またぎでのギャンブルは禁物
この記事では、株の決算またぎをすべきかどうかを解説しました。
決算またぎをした方がよいかは、株の投資目的や買い方によって違うとわかったのではないでしょうか。
最後にここまでの内容をおさらいします。
- 長期保有している株の場合、決算またぎを気にする必要はない
- 短期保有の場合は、決算前に売ってしまうのもあり
- 信用取引・空売りの株は、決算前に一旦株を売っておくのが無難
- 決算では「売上」「EPS」「ガイダンス」が予想を超えたかどうかを確認する
短期保有や信用取引の場合、決算またぎはギャンブル性が高くなりがちです。決算時期が近づいたら売却してもいいと思いますよ。
保有株の決算の結果をチェックするのを忘れないようにしてくださいね。
なお、決算結果の詳しい見方や調べ方はこちらの記事「米国株の決算の調べ方」でまとめています。知りたいひとはぜひチェックしてみてくださいね。
ということで今回の記事は終わりです。
最後までご覧いただきありがとうございました。