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【成長株の条件】CANSLIM(キャンスリム)とは?スクリーニング方法も解説

知りたい人

「CAN SLIMとは?」

「オニールの投資法が知りたい!」


「CAN SLIMでスクリーニングする方法は?」

このような悩みを解決します。

CAN SLIM(キャンスリム)は、著名投資家オニールが1,000銘柄以上を分析して開発した投資法で、多くの投資家が大化け株を見つけるのに使っています。

アップルちゃん

こんにちは。投資歴4年の投資家です。
CAN SLIMを上手に使えば、成長株が見つかりますよ!

この記事では、CAN SLIM(キャンスリム)の意味をわかりやすく紹介します。

記事後半では、CAN SLIMの条件を満たす銘柄をスクリーニングするためにおすすめなツールも紹介しますよ。

記事を最後まで読めば、テンバガー(株価が10倍になる銘柄)になる成長株を見つけるヒントが見つかること間違いありません。

目次

CAN SLIMとは「成長株の条件」

【成長株の条件】CANSLIM(キャンスリム)とは?スクリーニング方法も解説

CAN SLIM(キャンスリム)とは、世界的に有名な投資家ウィリアム・オニール氏が、彼の書籍「オニールの成長株発掘法」で提唱した、大化け株を見つけるための投資法です。

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この投資法は、1880年から2000年代までに実際に大化けした1,000以上の株式を分析し、開発されたものです。

CAN SLIMはオニール氏だけでなく、多くの投資家が取り入れ、実際に多くの億万長者を生み出した手法として評価されています。

アップルちゃん

「CAN SLIM」は、大化け銘柄を見つける7つの条件を頭文字をとったもの。

CAN SLIMの意味は、以下のとおりです。

頭文字項目意味
CCurrent Quarterly Earnings当期純利益(EPS)と売上は良いか
AAnnual Earnings hrowth通年の利益は良いか
NNew Product, Service,
Management or Price High
新製品や新サービスは出しているか
新しい経営陣か、新高値か
SSupply and Demand需給関係は良いか
LLeader or Laggard主導銘柄か停滞銘柄か
IInstitutional Sponsorship機関投資家に好まれているか
MMarket Direction相場は良いか
アップルちゃん

利益だけでなく、新製品を出しているか、機関投資家が買っている株かなどが条件として入っているんだね。

ウィリアム・オニールとは

ウィリアム・オニール氏は、成長株投資で知られる投資家です。

世界一の投資家ウォーレン・バフェットと同世代の投資家として知られ、以下のファンドやサイトの創設者でもあります。

  • 2億ドルを超える資産を運用する「ニュー・USA・ミューチュアルファンド」
  • 投資家向けニュースサイト「インベスターズ・ビジネス・デイリー」
アップルちゃん

オニール氏が何十倍もの値上がりを見せた1000銘柄以上を分析して開発したのがCAN SLIM(キャンスリム)なんだよ。

CAN SLIMを理解すれば、銘柄選びで役立ちます。

【本質】CAN SLIMの各項目の意味

CAN SLIMの各項目の意味は、以下のとおりです。意味

頭文字項目意味
CCurrent Quarterly Earnings当期純利益(EPS)と売上は良いか
AAnnual Earnings hrowth通年の利益は良いか
NNew Product, Service,
Management or Price High
新製品や新サービスは出しているか
新しい経営陣か、新高値か
SSupply and Demand需給関係は良いか
LLeader or Laggard主導銘柄か停滞銘柄か
IInstitutional Sponsorship機関投資家に好まれているか
MMarket Direction相場は良いか
アップルちゃん

各条件を理解すれば、大化け株が見つけられるかも!
順番に見ていきましょう!

C = Current Quarterly Earnings(当期利益は良いか)

第一の条件「C」は当期純利益(具体的には四半期のEPS)を評価します。

EPSとは

「Earnings Per Share」の略。
1株当たり純利益を意味する。
純利益 ÷ 発行済株式数で計算される。

EPSの基準は、以下のとおりです。

基準
  • EPS成長率25%以上(前年同期比)
  • EPS成長が加速している(前四半期比で増加する)

とくにEPS成長が以下のように加速している銘柄が望ましいです。季節要因や一時的な要因を除くために、前年の同じ時期と比べるのもポイントですね。

  • 2020年1Q:+20%
  • 2020年2Q:+25%
  • 2020年3Q:+30%
EPS成長が以下のように加速している銘柄が望ましい

出典:moomooアプリ

A = Annual Earnings Growth(通年の利益が良いか)

第二の条件「A」は通年の収益(EPS、ROE)の成長性です。

最低でも以下のような状態を3年以上下記の状態をキープしてるのが必須とされています。

基準
  • EPS成長率25%以上(前年同期比)
  • EPS成長が加速している(前四半期比で増加する)
  • ROEが最低でも17%以上か

たとえばGoogleは2004年の上場以降、株価が5倍になるまでの3年間は約250%の成長をしていました。その時のEPS成長のグラフは以下のとおり。

A = Annual Earnings Growth(通年の利益が良いか)

出典:moomooアプリ

アップルちゃん

上場当初のGoogleのような銘柄が買いたい・・!
EPSやROEをみれば、増益か効率的に稼いでいるかがわかるんだね。

N = New Product, Service, Management or Price High(新製品・サービスがあるか)

Nは「新しい製品やサービス」に注目する条件になります。

魅力的な新製品や新サービスが登場すると、注目度が増し、株価が上昇する可能性が高まるからです。

たとえば顧客から強い支持を集める商品やサービスを持っている会社の株を買うのが重要です。

AppleiPhone
MicrosoftOffice
Google検索エンジン
FacebookInstagram、Facebook

さらに新しい経営陣が入ったり、株価が新高値をつけた銘柄もチャンスとしていました。

アップルちゃん

EPSや売上などの目に見える数字だけでなく、どんなサービスや商品を打っているかも大切だよ。

S = Supply and demand(需給は良いか)

Sは「需要と供給」に注目する条件です。

オニールの成長株発掘法では、株の需給が株価に大きな影響を与えることも説明されていました。

具体的には、発行済株式数の増減や自社株買いをしているか、出来高の増減などをチェックします。

  • 発行済株式数の増減
  • 自社株買いの積極性
  • 出来高の増減
アップルちゃん

需要が高まる方向になっている銘柄を探すのが大切。
株数が減ったり、出来高が増えている銘柄が注目だね。

L = Leader or Laggard(相場の主導株か、出遅れ株か)

Lは「業界を牽引するリーダー株(主導株)かどうか」の条件です。

出遅れ株ではなく業界のリーダー株を買うように、というのがオニール氏の教えです。

アップルちゃん

「C」や「A」が良いだけでなく、業界の中でも特に優れた株を見つけよう!との条件なのです。

具体的にはレラティブ・ストレンクス(株価の相対的な力強さ)で評価し、数値が80%以上の高い値になってるかどうかで、リーダー株かどうかが見極められます。

ただこちらは「Investor’s Business Daily」でしか見れません。なので業界何番手の企業なのかを見るくらいでもまずはOKですよ。

I = Institutional sponsorship(機関投資家に好まれてるか)

Iは「機関投資家の保有状況」に注目する条件です。

機関投資家は市場活動全体のおよそ75%の資金を持っているので、機関投資家に人気のある株は、出来高が増えて、株価が上がる可能性が高いのです。

具体的な基準は以下のとおり。

  • 直近の四半期で機関投資家の数が増えているか
  • 株を保有する機関投資家がどこか

以下のように機関投資家の保有状況をみて、機関が買っているのか、それとも売っているのかを見るわけです。

出典:moomooアプリ

M = Market(相場は良いか)

一歩引いて「相場が強気相場なのか」をチェックする条件です。

例えば、これまでの6つの項目の基準をクリアした優秀な企業でも、相場全体が悪ければ株価は下がりやすいのです。

アップルちゃん

個別株の状況だけでなく、一歩引いてマーケット全体にも目を向けてくださいね!

CANSLIMで米国株をスクリーニングする方法

CANSLIMの条件をクリアする株を見つける際には、スクリーニングすると簡単です。

上場している銘柄は数が多すぎるので、ゼロから条件に合う株を見つけるのは大変です。

アップルちゃん

ツールを使えば、効率良くCAN SLIMの銘柄を探し出せるよ。
ここではスクリーニング手順を解説しますね。

前提条件

なおCAN SLIMのすべての項目がスクリーニング可能ではありません

なぜなら、スクリーニングできるのは、数値化できる項目だけだからです。具体的には「利益率」や「売上」などですね。

CANSLIMにおいてスクリーニングできる項目は、以下のとおりです。

項目意味スクリーニングでわかるか
C当期利益は良いか
A通年の利益が良いか
N新製品・サービスがあるか
S需給は良いか
L相場の主導株か出遅れ株か
I機関投資家に好まれてるか
M相場は良いか
アップルちゃん

スクリーニングではわからないこともある。
事業内容や機関投資家の保有状況、市場のトレンドなどは個別に見てくださいね!

使用するアプリ

CANSLIMのスクリーニングには、moomooアプリを使用します。

moomoo証券- 米株取引・株価・投資情報

moomoo証券- 米株取引・株価・投資情報

Moomoo Technologies Inc.無料posted withアプリーチ

アップルちゃん

moomooアプリを使用すれば、売上や利益で絞り込める
機関投資家の保有状況や空売りも見れるのでこのアプリを愛用していますね。
順に操作していきましょう。

スクリーニングだけでなく、銘柄分析にも使えるアプリなので、こちらを使えばOK。

スクリーニング手順

スクリーニングする際の手順は、アプリを開きスクリーニング画面から、下記を入力するだけです。

条件例
  • EPS成長率:25%
  • 純利益成長率25%以上
  • ROE:20%以上

出典:moomooアプリ

アップルちゃん

絞り込んだ株をさらに調べてみてください!
セクターや時価総額などの条件も設定できます!

まとめ CAN SLIMで黄金の米国株を発掘しよう

今回の記事では、CAN SLIMの各条件の意味を解説しました。

CAN SLIMを使ったスクリーニング方法も紹介したので、CAN SLIMをあなたの投資に活かせるのがわかったのではないでしょうか。

最後にこの記事のポイントをまとめます。

  • CAN SLIMはウィリアムオニール氏開発した成長株発掘法
  • CAN SLIM売上や利益、EPS、需給関係に注目して成長株を探す
  • EPSの成長率が25%以上ROEが17%以上などの株を探す
  • スクリーニング後、さらに個別銘柄をくわしく見る必要がある
アップルちゃん

CAN SLIMでスクリーニングして大化け株を発掘してみてください!

ということで今回の記事は終わりです。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

CAN SLIMでよくあるQ&A

CANSLIMとは?

CANSLIMとは、ウィリアム・オニール氏が成長株発掘法の中で述べている成長株の条件です。各条件の頭文字をとったものが、CANSLIMです。

>>CANSLIMを詳しく見る

オニールの投資手法は?

オニールの投資法は、成長の速そうなグロース株を探し出し、短期間のうちに利益を上げていくものです。オニールが開発した銘柄選択法が「CANSLIM」と呼ばれます。

>>CANSLIMを詳しく見る

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