「S&P500に100万円投資したら10年後いくらになる?」
「S&P500に一括投資した時のシミュレーションは?」
「S&P500の10年後の運用成績を上げるためには?」
このような悩みを解決します。
こんにちは。投資歴4年の投資家です。
S&P500の投資信託を長期保有目的で買っています!
S&P500に投資したら、実際どれくらいのリターンがあるのか気になりませんか?
この記事では「S&P500に100万円を投資したら10年後にいくらになっているか」を、実際のシミュレーションをもとに解説します。
実は10年といわず、15年・20年とS&P500に投資すれば、さらに安定したリターンが期待できるんです。
この記事を読めば、S&P500を15年以上運用すればプラスになる可能性が高い理由と、10年後の運用成績をアップさせるコツがわかりますよ。
【歴史が証明】S&P500の期待リターンはどれくらいなのか
過去のデータから、S&P500の期待リターンは10年保有なら「-1.4%から20.1%」です。
保有期間 | 最大リターン | 最低リターン |
---|---|---|
1年 | 52.6% | -37.0% |
5年 | 28.6% | -2.4% |
10年 | 20.1% | -1.4% |
15年 | 18.9% | 4.2% |
20年 | 17.9% | 6.5% |
25年 | 17.3% | 5.9% |
こちらは書籍「ウォール街のランダム・ウォーカー」で紹介されていたS&P500の保有期間ごとの期待リターンから引用したものです。
出典:書籍「ウォール街のランダム・ウォーカー」
ちなみに、株式を20年間保有した場合のリターンの実績を見ると「6.5%〜17.9%」になっています。
保有期間が10年間だとマイナスになる可能性が若干ありますが、20年間ならすべてプラスにおさまりますね。
S&P500に100万円一括投資して10年後・20年後はいくらになるのか?
金融庁の「資産形成シミュレーター」を使えば、投資した100万円が10年後、20年後にどれくらい増えるのかをイメージできます。
今回は100万円を10年・20年間保有した場合の運用額の推移を、下記の3パターンでシミュレーションしてみました。
- 年利5%
- 年利10%
- 年利15%
投資のリターンはあなたの投資するタイミングで変わります。
あくまでも参考程度に見てみてくださいね。
年利5%だった場合
保有年数 | 運用額 | 利益 |
---|---|---|
5年 | 128万円 | 28万円 |
10年 | 163万円 | 63万円 |
15年 | 208万円 | 108万円 |
20年 | 265万円 | 165万円 |
年利5%の場合、15年間保有すれば資金が2倍以上になっているのがわかります。
投資を始めた20年後には、100万円が165万円(約2.65倍)に成長するという結果になりました。
リターンが低めの5%でもしっかりお金が増えるのがわかりますね。
年利10%だった場合
保有年数 | 運用額 | 利益 |
---|---|---|
5年 | 161万円 | 61万円 |
10年 | 259万円 | 159万円 |
15年 | 418万円 | 318万円 |
20年 | 673万円 | 573万円 |
年利10%のケースだと、10年間保有した時点ですでに資金が2倍以上(約2.59倍)になりました。
20年後には、100万円が673万円(約6.73倍)にまで膨れ上がっていますね。
年利15%だった場合
保有年数 | 運用額 | 利益 |
---|---|---|
5年 | 201万円 | 101万円 |
10年 | 405万円 | 305万円 |
15年 | 814万円 | 714万円 |
20年 | 1,637万円 | 1,537万円 |
年利15%の場合は、なんと5年で資金が2倍、10年後には4倍になっています。
さらに20年後には、100万円が1,637万円(約16.37倍)に成長する結果になりました。
正直20年で16倍強は驚きました・・!
かなり楽観的なシミュレーションかもしれませんが、可能性はありますよ!
S&P500の10年後の運用成績をアップさせるコツ
S&P500の10年後の運用成績をあげるコツを3つ紹介します。
- ポイントが付与されるネット証券&クレカを使う
- 手数料が安いS&P500の投資信託を購入する
- NISAで非課税枠をしっかり使う
順番に詳しく解説しますね。
ポイントが付与されるネット証券&クレカを使う
ポイントサービスがあるネット証券で、クレジットカードを使って積立投資をすると、S&P500を効率よく運用できます。
なぜなら付与されたポイントを、さらに再投資に回せるからです。
仮に、クレカ積立投資のポイント付与率が1%だったら、その1%分リターンが高まります。
ポイントが付与される証券会社とクレジットカードの組み合わせを、ポイント還元率とともに下記の表にまとめました。
証券会社名 | クレジットカード | ポイント還元率 |
---|---|---|
楽天証券 | 楽天カード | 0.5〜1% ※投資信託の手数料や楽天カードの種類により異なる |
SBI証券 | 三井住友カード他 | 0.1〜5% ※カードの種類により異なる |
マネックス証券 | マネックスカード | 1.1% |
金額が大きいので、1%未満でもかなりの金額になります。
ポイントサービスはしっかり活用するのが賢い投資家ですよ!
手数料が安いS&P500の投資信託を購入する
手数料(信託報酬)が安いS&P500の投資信託を購入するのも大事なポイントです。
なぜかというと、手数料の分リターンが減ってしまうからです。
下記の表を見るとわかるように、同じS&P500に投資する投資信託の商品でも、種類によって手数料はかなり変わってきます。
投資信託の銘柄 | 信託報酬(手数料) |
---|---|
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.09372% |
iFree S&P500インデックス | 0.198% |
リターンが同じなのに手数料が倍以上違う場合もあるんですね。
できる限り手数料が低い投資信託を選ぶのが、リターンを高めるコツです!
NISAで非課税枠をしっかり使う
NISAの非課税枠をしっかり活用するのも、運用成績をあげるために重要です。
理由は、NISAの非課税枠で投資をすれば、利益にかかる税金をゼロにできるからです。
たとえば、1,000万円投資して、600万円の利益が出たとします。NISAを使わずに投資したら、利益の600万円から20%の税金(120万円)が引かれてしまうので、手取りは1,480万円になります。
一方、NISAの非課税枠を使うと利益に税金がかからないので、1,600万円がそのまま手取りになります。
NISAあり | NISAなし | |
---|---|---|
元本 | 1,000万円 | 1,000万円 |
利益 | 600万円 | 600万円 |
税金 | 0円 | 120万円 |
手取り | 1,600万円 | 1,480万円 |
※税金は20%で計算 |
2024年からは新NISAも始まるので、使うか使わないかで運用成績に大きな差が出ますよ。
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まとめ 15年以上投資すれば期待リターンはプラス
この記事では、S&P500に100万円投資したら10年後どうなるかについて解説しました。
S&P500のリターンを安定させるには、長期保有が重要だとわかったのではないでしょうか。
最後にここまでの内容をおさらいします。
- S&P500の期待リターンは10年保有なら「-1.4%%から20.1%」
- S&P500のリターンを安定させるには15〜20年以上保有した方がよい
- ポイントサービスの活用すればポイント分がお得になる
- 非課税制度(NISA)を活用すれば税金がゼロになって手取りが増える
特に新NISAの非課税枠は、売却時の利益にかかる税金がゼロになるので、S&P500を買う場合は活用した方がいいです。
私もNISAでいままでS&P500を買ってきました。
2024年からの新NISAでも変わらず積立する予定です。
ということで今回の記事は終わりです。
最後までご覧いただきありがとうございました。