「S&P500の買い時はいつ?」
「S&P500を買おうと思うけど、今買うべきなの?」
「買い時をどうやって判断すればいいか知りたい!」
このような悩みを解決します。
こんにちは。投資歴4年の投資家です。
S&P500に連動した投資信託を保有しています。
この記事では、S&P500の買い時を判断するための3つの指標を詳しく解説します。
未来の株価は誰にもわかりませんが、過去のデータから値動きを予測して、買い時を見定められるんですよね。
たとえば2009年〜2021年の間に「ある指標」が25を超えた場合、その1年後にS&P500やNASDAQが上がっている確率は100%だったというデータもあります。
この記事を読めば、何を判断材料にしてS&P500の買い時を見定めればいいかがわかりますよ。
S&P500の買い時判断できる3つの指標
S&P500の買い時を判断できる指標は以下の3つです。
- VIX指数
- PER推移
- Fear&Greed Index
初めてみる指標もあると思います。
順に詳しく解説していきますね!
VIX指数
VIX指数は、S&P500を売買するタイミングを見極めるのに重要な指標です。
VIX指数とは
なぜかというと、VIX指数が上昇したタイミングは株価が下がっているからです。つまりVIX指数が上昇しきったときが、S&P500の最良の買い時になります。
野村アセットマネジメントが行った調査によると、2009年〜2021年の間にVIX指数が25を超えたときにS&P500に投資した場合、1年後にS&P500が上昇している確率は100%でした。
VIX指数が高いタイミングは、S&P500の買い時であることがわかるね。
とくに25を超えたタイミングは絶好の買いの好機だと言えます。
PER推移
S&P500のPER推移から、購入するタイミングを見極められます。
PERとは
PERとは株価収益率のこと。下の式のように計算され、株価が1株あたりの利益(EPS)の何倍なのかを示します。数値が高いほど、株価が割高だと判断できる。
その理由は、過去のPERのレンジを見れば、今のS&P500の価格が割安なのか、それとも割高なのかがわかるからです。
下のPERの推移から見ると、15〜20がPERの底に見えます。そのため一つの基準として、20を下回っていれば割安な状態だとわかりますね。
購入するタイミングに悩んだ時には、S&P500のPER推移に注目してみてね。
Fear&Greed Index
Fear&Greed Indexも、S&P500の買い時の判断に使えます。
Fear&Greed Indexとは
Fear&Greed Indexは、アメリカの大手メディア・CNNが提供する株式市場の市場心理を反映した指標。数値が低いほど投資家心理が冷え込んでいることを表す
なぜなら、Fear&Greed Indexは投資家の心理を数値化しているので「株を買いたい」「株を売りたい」と思う投資家がどれだけいるかがわかりやすいからです。
Fear&Greed Indexの数値と投資家心理を具体的に表すと、次の表になります。
数値 | 状態 | 意味 |
---|---|---|
0~25 | EXTREME FEAR | 恐怖を感じて、株を売りたい気持ちになっている投資家が多い。 |
25~45 | FEAR | |
45~55 | NEUTRAL | ノーマル状態 |
55~75 | GREED | 貪欲に株を買っている投資家が多い。 |
75~100 | EXTREME GREED |
最も投資心理が冷え込んでいる「0〜25(EXTREME FEAR)」の時には、株価は下落して投資するのにはベストなタイミングになっているんです。
S&P500の買い時判断に100%はない
最後に注意点ですが、今回紹介した3つの指標でS&P500の買い時の予測はできても、間違いなく当てることはできません。
なぜなら、株を買った時点のS&P500の価格が高いのか低いのかは、誰にもわからないからです。その後の値動きを絶対に当てるなんてこともできませんよね。
実際、株価が高いと思っていたから、下がるまで待とうと思っても、そこからドンドン上がってしまい、買い時を逃した・・、なんてのはよくある話だよね。
なので、あえて「買い時を判断しない」というのもアリです。具体的にいえば、少額でコツコツ積み立てながら上昇に乗りつつ、下落したらスポットで買い増しする、という戦略であれば、買い時を気にしなくて済みますよ。
投資しないまま、株価がドンドン上がってしまったら機会損失です。
買い時をあまり気にせず、積立をはじめて、暴落がきたら買い増せばいいと思います。
まとめ S&P500の右肩上がりは歴史が証明
この記事では、S&P500の買い時を判断するための指標3つを紹介しました。
S&P500の買い時を見極めるためには、どんな指標に注目すればよいのかがわかったのではないでしょうか。
おさらいすると、S&P500の買い時が判断できる指標は以下の3つです。
- VIX指数
- PER推移
- Fear&Greed Index
ただし上記の指標は買い時の判断を100%保証してくれるものではありません。
あくまで相場を予測するための材料として活用してくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。