「BDC銘柄って何?」
「BDC銘柄は危なくない?」
「BDC銘柄が買える証券会社は?」
このような悩みを解決します。
BDC銘柄は高配当だけど、逆に配当が高すぎて危ないイメージもありますよね。しかもBDC銘柄は日本のネット証券では買えません。
こんにちは。投資歴4年の投資家です。
BDC銘柄は高配当なだけでなく、安定感もあるので人気なんですよ。日本だけでなく、本場アメリカでも投資対象として人気があります。
そこでこの記事ではBDC銘柄を解説します。
記事の後半では、BDC銘柄に投資するうえでの注意点も紹介します。
記事を最後まで読めば、BDC銘柄が買える証券会社もわかり、配当をもらう一歩目が踏み出せますよ。
BDC銘柄とは
BDC銘柄とは | 中小企業やベンチャーに対して資金を提供する投資会社 |
略語 | Business Development Companyの頭文字をとったもの |
概要 | 地場産業や中小企業、ベンチャー企業に資金提供 利益の9割以上を配当として支払う 高配当銘柄として知られる |
BDCは中小企業やベンチャーに対して資金を提供する投資会社です。
利益の90%以上を配当として投資に支払うと約束する代わりに、法人税の免除を受けています。そのため投資家サイドは高い配当収入を期待できるのです。
また個人の投資家からすれば、少額でベンチャー企業に投資できるメリットもあります。今では有名な企業も、創業期にはBDCから資金提供を受けていたケースも多いですよ。
BDCから資金提供を受けていた有名企業
- アップル(AAPL)
- インテル(INTL)
- フェイスブック(FB)
- アルファベット(GOOG)
BDCは高い配当利回りが期待できるんだ!
具体的には10%以上の銘柄も珍しくないんだよ。
代表的なBDC銘柄
代表的なBDC銘柄とその時価総額は以下のとおりです。※時価総額順
ランク | BDC | 時価総額 | 配当利回り |
---|---|---|---|
1 | ARCC | 10.89B | 9.99% |
2 | FSK | 5.6B | 14.21% |
3 | OBDC | 5.42B | 9.38% |
4 | BXSL | 4.67B | 10.04% |
5 | MAIN | 3.35B | 6.71% |
6 | PSEC | 2.51B | 12.02% |
7 | GBDC | 2.44B | 9.28% |
8 | HTGC | 2.39B | 11.51% |
9 | TSLX | 1.78B | 9.09% |
10 | GSBD | 1.65B | 12.15% |
もっとも規模の大きいBDCはエイリス・キャピタル(ARCC)、配当利回り約10%です。
リーマンショックを乗り越えて長いこと活動していて、米国や日本でも人気のある銘柄ですね。
配当利回りが10%を超えている銘柄がいくつもあります。
全体から見てもかなり高配当だといえますね!
危険?BDC銘柄に投資するときの注意点
BDC銘柄に投資するときの注意点は以下の2つです。
- BDC銘柄は金融危機に弱い
- 取扱いがある証券会社が少ない
注意点がわかれば危険性もわかるよ。
投資前には絶対にチェックしてね!
BDC銘柄は金融危機に弱い
出典:moomoo証券
1つ目の注意点は、BDC銘柄は金融危機に弱いことです。
なぜなら金融危機になると、投資先のベンチャーや中小企業は倒産のリスクが高まるからです。破産してしまうとBDCが投じたお金は回収できなくなってしまうので、そのリスクが懸念されました。
実際リーマンショックやコロナショックでは大きく株価が下がっています・・。
金融危機 | 直近高値 | 最安値 | 値下がり率 |
---|---|---|---|
リーマンショック | 20.22ドル | 3.60ドル | -82% |
コロナショック | 18.82ドル | 10.78ドル | -41% |
景気が悪くなると一気に株価が下がっているね。
ポートフォリオ内での割合を高めすぎないほうが良さそうだね!
取扱いがある証券会社が少ない
BDC銘柄を取り扱っている証券会社が少ないのも注意点が必要です。
取り扱っている証券会社が少ないのは「金融庁に届け出が必要だったのに届出が出されていない銘柄」だからです。
もう少し詳しく言うと、以前はマネックス証券や楽天証券で購入できましたが、「ARCCなどのBDC銘柄は投資法人である」との見方に変わって、日本では無認可の状態になってしまいました。
見方が変わってから、各社取扱いをしなくなった経緯があります。
BDC銘柄が買いたいなら、取り扱いがある証券会社から投資する必要がありますよ。
BDC銘柄が買える証券会社
各証券会社のBDC銘柄取り扱い状況は以下の通りです。
国内のネット証券ではBDC銘柄の取り扱いはありません。
moomoo証券やサクソバンク証券で取り扱いがあるので、BDC銘柄が買いたいなら登録する必要がありますよ。
まとめ BDC銘柄は投資妙味あり
今回の記事では、BDC銘柄を解説しました。
BDC銘柄がなぜ高配当なのかだけでなく、投資する際の注意点もわかったのではないでしょうか。
最後にここまでの内容をまとめます。
- BDC銘柄は地場産業やベンチャー企業に融資&投資する
- BDC銘柄は利益の90%以上を投資家に還元する
- 金融危機では株価が大きく下がるリスクがあるので注意
- 国内ネット証券(楽天やSBIなど)では取り扱いがない
- moomoo証券で取り扱いがある
BDC銘柄を上手くポートフォリオに組み込めば、配当で効率よく得られます。
暴落時に買い増す戦略もあり!
タイミングを逃さないためにも、早めに準備だけしておきましょう!
今回の記事はここまでです。
最後まで記事を読んで頂きありがとうございました。