「国内で上場するS&P500ETFの1655と2558はどっちがおすすめ?比較して違いが知りたいな。」
このような悩みを解決します。
こんにちは。投資歴5年の投資家です。
S&P500に積立投資しています。
S&P500の国内ETFに投資しようとすると、1655と2558の2つがあるので、どちらを選んだ方がいいのか迷いますよね。正直違いもわからないので、なんとなく投資先を決めようとしているひともいるのではないでしょうか。
そこで今回の記事ではS&P500国内ETFの1655と2558の違いを丁寧に比較しました。有名投資家のたぱぞうさんがおすすめしている銘柄も紹介しています。
記事を最後まで読んで、S&P500のETF選びで失敗しないようにしてくださいね。
【S&P500国内ETF】1655と2558を比較
銘柄コード | 2558 | 1655 |
---|---|---|
上場市場 | 東証 | 東証 |
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント | ブラックロック |
投資対象 | 米国株式 | 米国株式 |
組入銘柄数 | 約500 | 約500 |
純資産額 | 629億円 | 956億円 |
取引単位 | 1口 | 10口 |
決算日 | 年2回 (6/8、12/8) | 年2回 (毎年2/9、8/9) |
分配金利回り(直近1年) | 1.00% | 0.99% |
分配頻度 | 年2回 | 年2回 |
信託報酬(税込) | 0.077% | 0.066% |
実質コスト | 約0.143% | 約0.10725% |
2558と1655の違いは上の表のとおりです。特に大事な以下のポイント3つを丁寧に解説しますね。
違いがわかればどちらを選んだ方がいいかもわかります。
順に見ていきましょう。
分配金
銘柄コード | 2558 | 1655 |
---|---|---|
分配金利回り (直近1年) | 1.00% | 0.99% |
分配金利回りは2558が1.00%、1655が0.99%です。0.01%の差しかないので、分配金はほとんど同じと思っていて問題ありません。
信託報酬・実質コスト
銘柄コード | 2558 | 1655 |
---|---|---|
信託報酬(税込) | 0.077% | 0.066% |
実質コスト | 約0.143% | 約0.107% |
実質コストと信託報酬を比較すると、少し1655のほうが安いのがわかります。2558と1655、どちらも二重課税調整があるので、確定申告で外国税額控除を申告する手間はありません。
1655の方が実質コストが0.036%低いですね。
かかる手間も特にかわらないので、実質コストが安い1655のほうがよさそうです。
株価・売買単位
銘柄コード | 2558 | 1655 |
---|---|---|
株価 | 23,797円 | 598円 |
取引単位 | 1口 | 10口 |
一番大きな違いがあるのは、株価と売買単位です。1655は単価が安いので細かく買い増ししやすいメリットがあります。ただし購入は10口単位なので、購入口数を細かく調整できない点はデメリットです。
逆にいうと、1655が2558に劣っている点は購入口数だけ!
とはいえ10口単位でも5,980円なので、2558に比べると買い増しのハードルは低いです!
1655は信託報酬引き下げで「たぱぞう氏」もおススメするETF
1655は有名投資家の「たぱぞう氏」もおすすめしていました。
なぜなら、2022年11月10日に1655の信託報酬が大きく下がったからです。1655の信託報酬(税込)は以下の通りです。
2022年11月9日以前 | 0.165% |
---|---|
2022年11月10日以降 (現在) | 0.066% |
為替手数料を考えれば、低コストで有名なVOOの経費率(0.03%)にも匹敵するレベルにまで、1655の信託報酬が下がりました。
そのうえで1655は以下の2点で魅力的なETFなので、たぱぞうさんもおすすめする訳です。
- VOOよりも単価が低く売買しやすい
- 外国税額控除の手間がない
信託報酬が0.1%引き下げられた「1655」がおすすめなんですね。
ETFを選ぶ時にはコストもしっかりチェックしましょう。
ブラックロックのETF(1655)の注意点
ブラックロックが運営する東証ETF(1655含む)は、償還されて上場廃止になるリスクがあります。
というのも、ブラックロックが運営しているiシェアーズシリーズの東証ETFは、過去に償還されたことがあるんですよね。なので1655も将来的に無くなってしまう可能性があるわけです。
銘柄コード | 銘柄名 |
---|---|
1581 | iシェアーズ 先進国株ETF-JDR (MSCIコクサイ) |
1582 | iシェアーズ エマージング株ETF-JDR (MSCIエマージングIMI) |
とはいえ新NSIAの枠内で買っていれば、一度売却しても非課税で別のETFに再投資できるので問題ありません。
1655を買うときは新NISAで買うようにしましょう!
まとめ
S&P500の国内ETF(1655と2558)の違いを比較しました。
S&P500の国内ETFに投資するなら、買い増ししやすく実質コストが低い1655がいいとわかったのではないでしょうか。たぱぞう氏もおすすめしていましたからね。
最後に今回の記事の内容をおさらいします。
- 1655と2558の大きな違いは株の単価と購入口数
- たぱぞう氏がおすすめしているのは「1655」
- 1655は償還されて上場廃止になるリスクがある
- 新NISA枠で購入すれば売却後にまた非課税投資できる
東証ETFでS&P500に投資すれば、外国税額控除の手間がありません。活用してメンドウな税金処理をなくしてくださいね。
ということで、今回の記事は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。