「株をはじめたいと思っていますが、投資を含めて103万円以上稼いでしまうと扶養から外れないか心配です。バイト代に加えて、投資で稼いだ分も103万円の壁の中に含まれますか?」
このような悩みを解決します。
投資で稼いでしまったら扶養から外れないか心配ですよね。実はルールを知っておけば投資で稼いでも扶養から外れません。しかし一歩間違えると扶養外れてしまうケースがあるんです。
こんにちは。投資歴5年の投資家です!
私は大学生のときに投資をスタートしました。
今回の記事では大学生が投資で稼いだら親の扶養から外れてしまうのか、103万円の計算のなかに入るのかを解説します。
私も株をはじめる時には本当に心配だったので、しっかり調べてからはじめました。その中で調べた結果を紹介したいと思います。ぜひ最後までチェックしてくださいね。
大学生が投資で稼いだ分も103万円の計算に入る?
大学生が投資で稼いだら、その分も103万円の計算に入って扶養から外れてしまうのかを証券口座※の種類別にまとめました。まとめると以下のとおりです。
※証券口座とは、株を預ける用の口座のこと。銀行にお金を預けるときに銀行口座をつくるのと同じように、株は証券口座に預ける(関連記事)
証券口座の種類 | 扶養から外れるか | 確定申告 |
---|---|---|
特定口座 源泉徴収あり | 外れない | 不要 |
特定口座 源泉徴収なし 一般口座 | 外れる可能性あり | 必要なケースあり |
NISA口座 | 外れない | 不要 |
結論からいえば、以下の2つの証券口座で取引すれば、扶養から外れる心配はありません。基本は確定申告も不要なので、税金面で心配することもありません。
- 特定口座 源泉徴収あり
- NISA口座
迷うなら上の2つの口座を開いて取引すればオッケーです!
ここから先では、もう少し詳しい説明を行います。興味のある方は読んでください。
特定口座 源泉徴収あり
特定口座(源泉徴収あり)は、税金の計算から支払いまで証券会社がやってくれる口座です。利益が出たタイミングで同時に税金も引かれる(源泉徴収)わけなんです。
源泉徴収された利益は、所得金額の計算から除外されます。なので103万円の計算のなかには含まれないんです。極端な話でいえば、利益が100万円出ようが、1000万円出ようが親の扶養から外れません(1000万円稼いだら、親の扶養は気にしないと思いますが笑)。
確定申告もいらない、扶養からも外れない口座と覚えておいてください。
特定口座 源泉徴収なし・一般口座
※一般口座や特定口座 源泉徴収なしは、複数の証券会社を使っている玄人向けの口座です。これから株をはじめる大学生なら、この口座を使う必要はまったくないので、扶養から外れる心配も不要です。
源泉徴収なしや一般口座の場合は、稼ぎすぎたら扶養から外れます。はたらき方によって、いくら稼いだら扶養から外れるかが変わってくるので、以下の表にまとめました。
ケース | 利益額 | ||
---|---|---|---|
38万円未満 | 38万円~103万円 | 103万円以上 | |
株のみ | 外れない | 外れる | 外れる |
アルバイト+株 | 外れない | 外れない (株は38万円以下) | 外れる |
株のみで収入を得ている場合、38万円以上の利益を出すと確定申告して、所得税を払う必要が発生します。反対にいえば、38万円未満なら税金(所得税)を払う必要はありません。
アルバイトと株で利益を得ている場合だと、合計で103万円以下なら扶養から外れません。このとき株での利益が38万円以下である必要がある点だけ注意が要ります。
NISA
NISA口座内で取引したら税金はかかりません。そのため扶養から外れたり、確定申告が必要になることはありません。
まとめ 特定口座 源泉徴収ありを使えば扶養から外れません
今回の記事では大学生が投資で稼いだら親の扶養から外れてしまうのか、103万円の計算のなかに入るのかを解説しました。
再度結論をいうと、以下の2つの証券口座なら、扶養から外れる心配はありません。基本は確定申告も不要なので、税金面で心配することもありません。
- 特定口座 源泉徴収あり
- NISA口座
迷うなら上の2つの口座を開いて取引すればオッケーです!
特定口座 源泉徴収なしや一般口座は不要です。
ということで今回の記事は終りです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。